福井国体 成男400障害 鍜治木(鳥取)圧倒的走り

【陸上成年男子400メートル障害決勝】序盤でリードを広げ、49秒61をマークして初優勝した鍜治木崚(鳥取・住友電工)=福井県営陸上競技場
 第73回国民体育大会「福井しあわせ元気国体」第10日は8日、12競技が行われ、陸上成年男子400メートル障害で鍜治木崚(鳥取・住友電工)が49秒61で初優勝した。

 陸上は成年男子やり投げで小椋健司(鳥取・日本体育施設)が2位、少年女子A100メートル障害で長崎さゆり(島根・大社高)が3位に入った。成年男子110メートル障害の藤井亮汰(鳥取・順大)が6位、同400メートルの池田弘佑(同・鳥取大)が8位入賞した。

 アーチェリー少年女子団体は、鳥取が23年ぶりに3位入賞を果たした。

序盤でリード 勝ち切る

 勝たなければいけないと臨んだレースを、圧倒的な走りで制した。昨夏の世界選手権を経験した、陸上成年男子400メートル障害の鍜治木崚(鳥取・住友電工)が序盤でリードを広げ、堂々の初優勝。今夏のアジア大会代表の安部孝駿や岸本鷹幸が不在の中、しっかりと勝ち切った。

 「うまく飛び出せた」という決勝は、2台目のハードルで早くも抜け出した。前半の直線で向かい風に苦しみながらも追い上げを許さず、2位に0秒66の差を付けた。

 記録は49秒61。「ベスト(49秒33)を狙っていたので悔しいが、向かい風の中でも49秒台で走れた」と満足感をにじませた。

 今春に大学を卒業し、社会人1年目。1人の練習時間が増える中、集中して課題をクリアしてきた。走力が付き、ハードル間の歩数を変えたことで安定して49秒台をマークできるようになった。48秒台を出す力を徐々に蓄えている。

 「来季はシーズンを通して記録をまとめ、大きな大会で力以上のものを出し切りたい」と力を込めた。48秒台の記録を持つ安部、岸本の高い壁を乗り越えた先に、目標とする来年の世界選手権が見えてくる。

2018年10月10日 無断転載禁止