全国少年少女レスリング 前人未到の6連覇 加茂B&G小野さん

中学生の男子を相手に練習に励む小野こなみさん(右)=雲南市加茂町宇治、加茂B&Gレスリングクラブ
 加茂B&Gレスリングクラブ(島根県雲南市加茂町宇治)の小野こなみさん(12)=松江市立内中原小学校6年=が、国内大会で快進撃を続けている。今夏の第35回全国少年少女レスリング選手権大会では前人未到の6連覇を達成。相手に1ポイントも許さず、全て1ピリオドでテクニカルフォール勝ちする圧倒的な強さを見せた。五輪4連覇の伊調馨選手(ALSOK)を目指す12歳は「将来は五輪で勝って地元に帰りたい」と夢を膨らませる。

 兄の正之助さん(14)=佐賀県鳥栖市立鳥栖中学校3年生=は全国少年少女選手権で5回優勝。こなみさんも兄の影響で4歳で始め、幼稚園時からクラブに所属する。

 厳しい練習をこなして実力を付け、小学1年から出場する過去5回の全国少年少女選手権は1ポイントも失わず頂点に立った。7月にあった6年45キロ超級は無失点、第1ピリオドでの勝利を目標に掲げて臨み、多彩な技と小学生では群を抜く展開の多さで他を圧倒。優勝を決めた瞬間、ガッツポーズをした。大会6連覇は五輪金メダリストの伊調馨、吉田沙保里両選手も成し遂げていない快挙で、未来のレスリング界を担う逸材として嘱望されている。

 所属するクラブでは週3回、中学3年の男子選手を相手に練習する。がぶりが得意で、大会前に相手選手の映像を分析し、弱点を見つけるほど研究熱心だ。原恵介監督(39)は「何よりレスリングが大好きなのが強さの原動力になっている。五輪という目標に向け、通過点を一つ一つクリアしている」と評価する。

 小野さんは今月13、14の両日、静岡県である全日本女子オープン選手権大会の小学5、6年の部に出場し昨年に続く優勝を目指す。「中学校に入っても無敗で終え、将来は伊調選手のように五輪4連覇を目指す」と前を見据える。

2018年10月11日 無断転載禁止