石見神楽の舞い 臨場感たっぷり 吉賀出身・伊藤さん絵画展

石見神楽をテーマにした自作について解説する伊藤博子さん(左)
 島根県吉賀町出身の水彩画家、伊藤博子さん(77)=埼玉県上尾市在住=が手掛けた石見神楽をテーマにした絵画展が、同町六日市の六日市基幹集落センターで開かれており、迫力の舞いを臨場感たっぷりに描いた作品が来場者を魅了している。19日には、伊藤さん本人による水彩画実演会が会場隣の町立六日市体育館で開かれる。共に入場無料で、作品展は27日まで。

 伊藤さんは同町柿木村福川の出身。35歳の頃、岐阜県多治見市であった展覧会を鑑賞して水彩画に興味を持ち、教室に通って腕を磨いた。2000年に埼玉県に移ってから本格的に活動を始め、07年には日本水彩画会の会員に推挙されたほか、埼玉県展や日本水彩展などでの受賞歴がある。

 展示会は、町民が伊藤さんの作品に親しむ機会を設けようと、町と町教育委員会が企画した。35点が展示され、演目「大蛇(おろち)」でスサノオノミコトが大蛇に斬りかかる場面や大蛇の凶悪な表情などを大胆に描いた作品をはじめ、「塵輪(じんりん)」や「鍾馗(しょうき)」といった人気演目の絵に、神楽の口上を記したパネルを添えた作品が並ぶ。青森県のねぶた祭りや津軽三味線演奏の幻想的な様子を描いた作品もある。

 伊藤さんは「水彩で描いた大蛇の豪快な動きを見てもらい、水彩画や神楽に興味を持ってもらえればうれしい」と話した。開場時間は午前9時~午後5時(最終日は正午まで)。19日の実演会は、午前9時~同11時と午後1時40分~同3時40分に開かれる。

2018年10月18日 無断転載禁止