邑南の観光ガイド養成講座 歴史や自然紹介へ知識深める

吉川正館長(中央奥)から石見地域の歴史や自然についての解説を聞く参加者たち
 島根県邑南町を訪れる観光客に町の魅力を伝えるガイドの養成講座が開かれている。町観光協会と町田舎ツーリズム推進研究会が合併前の旧町村単位で実施し、参加者が地域ごとの歴史や自然などを学び、知識を深める。受講後は「邑南町ふるさと案内人」として、ガイド業務に携わることも見据えている。

 講座は、観光ガイドとして必要な知識や案内方法の習得を目的に企画された。石見、羽須美、瑞穂の3コースがあり、それぞれ座学と実習で構成。地域に詳しい住民が講師を務め、座学で事前学習をしてから、実習で各観光スポットを巡り、現地解説と実践指導を受ける。

 邑南町矢上の矢上交流センターでこのほど、石見コースの座学があり、参加者4人が受講。町郷土館の吉川正館長(69)から、同町矢上、中野両地区にまたがる於保知(おおち)盆地が、たたら製鉄の砂鉄を採る鉄穴(かんな)流しによってできた人工的な景観であることを学び、また、地域にある貴重な文化財についても理解を深めた。

 吉川館長は「人によって興味が違うので、いろいろなテーマの組み合わせを考えることが大事」と案内の工夫点を紹介。町観光協会の村田光治常務理事(45)は「座学と実習の両方を受けた人は、その地域のガイドに認定し、観光客の案内が必要なときには声掛けしたい」と話した。

 今後の講座は11月9、10日に羽須美コース、11月30日、12月1日に瑞穂コースを予定している。受講料は無料だが、申し込みが必要で両コースとも先着20人。申し込み、問い合わせは町観光協会、電話0855(95)2369。

2018年10月19日 無断転載禁止