旧三江線沿線の力結集 27日から 多彩な企画でフェス

アドベンチャーフェスティバルで、体験乗車ができる旧口羽駅のトロッコ型車両
 旧JR三江線沿線の観光資源を生かした広域イベント「アドベンチャーフェスティバル」が、27日から11月4日までの土、日曜日に開かれる。点在する鉄道資産と地域資源を連携させ、広域観光につなげる初めての取り組み。沿線の各地で奮闘する人たちの力を結集して、地域活性化を図る。

 イベントは島根県と大田、江津の両市、川本、美郷、邑南の3町と各自治体の観光協会が立ち上げた「江の川流域・三瓶山エリア広域観光連携推進協議会」が主催する。計4日間にわたり、自然や文化に触れるアウトドア体験で、県内外からの観光客を呼び込む。

 27、28の両日は、旧口羽駅(邑南町下口羽)でトロッコ型車両の乗車体験、カヌーの里おおち(美郷町亀村)では、カヌー体験などがある。11月3、4の両日は、旧石見川本駅(川本町川本)近くの江の川でボードに立ち、パドルをこぐスポーツ「SUP(サップ)」が楽しめる。予約や参加料については「江の川リバービレッジ」のホームページで確認できる。

 トロッコ型車両を走らせるNPO法人・江の川鉄道(邑南町宇都井)の吉田悠生さん(26)は「廃線後の取り組みを知ってもらい、各地を回ってほしい」と来場を呼びかけた。

 県は、三江線廃止後の広域観光連携を地域住民主体で行うため、2018年度から3年間で人材育成と組織づくりの事業を計画。18年度は事業費1900万円を計上し、一部を今回のイベント経費に充てる。

2018年10月23日 無断転載禁止