スリランカ、元大統領を首相指名 過去に強権体制、混乱懸念

 【ニューデリー共同】スリランカのシリセナ大統領は26日、ウィクラマシンハ首相を解任し、後任に2005~15年に強権体制を敷いたラジャパクサ前大統領を指名した。大統領府が明らかにした。ウィクラマシンハ氏は首相解任を無効として強く反発しており、混乱が懸念されている。

 ラジャパクサ氏は親中派として中国から多額の融資を受け、空港や港などの整備を進めたが、債務が増加。シリセナ氏はラジャパクサ政権で閣僚を務めていたが、対中依存などを批判し、15年の前回大統領選で野党統一候補として当選した。両氏の再接近で、対中関係に慎重な現在の政策が変化する可能性もある。

共同通信社 2018年10月27日 無断転載禁止