女子ログ 自分の目で見る

 私は3人きょうだいの末っ子で兄や姉に比べ、幼少期の写真が少なかった。息子たちにはたくさんの写真を残したいとの思いから頻繁に写真を撮っている。今はスマホで気軽に写真や動画が撮れるので新潟で暮らす両親にも送れてとても便利。3歳と0歳の息子たちの成長は目まぐるしく、日々かわいいしぐさや表情をした瞬間に必死にカメラを構える。先日の幼児園の運動会でも私と夫でカメラとビデオカメラとスマホを構え、必死に子供たちを追った。

 しかし、「記録を残す」ことに一生懸命になりすぎて、貴重な瞬間を実際の目で見られていないことも多い。カメラで見るより、写真で見るより、何倍も何十倍もすてきな表情や風景なのに、その瞬間をカメラ越しに見ることはもったいないことだとも思う。

 先日、町内のロッジに宿泊した際、夜空を見上げると満天の星が広がっていた。この町に住んでいながらこんなにも星があったことに気付かなかった。本当に圧巻だった。今の時代、情報があふれ、メディアで見た情報を自分が体験したかのように感じることがある。しかし奥出雲の星空を見ながら、写真ではなく、実際に自分の目で見る、肌で体感することが大切だと改めて感じた。

 子供たちの表情もしぐさも成長も、流れ星も美しい風景もしっかりこの目で見て記憶に刻み込むことが大切だと気付かされた。

 (島根県奥出雲町・えちご)

2018年11月3日 無断転載禁止