学科超え共同でオブジェ 江津工業高生制作 動きに園児が歓声

江津工業高校の生徒が制作したオブジェを興味深そうに見る園児たち
 県立江津工業高校(江津市江津町)の機械・ロボット科と建築・電気科の3年生計15人が共同で、人の動きを感知して作動するオブジェを制作した。次代のものづくりを担う人材の育成を目的に、異なる学科の生徒が技術や知識を持ち寄って作り上げた。6日は、生徒が近くの保育園を訪れ、オブジェを披露した。

 3年生を対象に1年間かけて専門的な技能を学び、問題解決能力や創造的な学習態度を育てる課題研究の一環で企画した。

 ヒノキの間伐材で外枠を作ったオブジェの大きさは縦と横が各1.3メートルで、高さが2メートル。人が近づくとセンサーが感知してマイコン制御のモーターが動き出し、小さなボールをトレーで上部に運ぶ。ボールは緩やかな傾斜がついたレールに載せられ、周回しながらゆっくりと転がり落ちる。

 生徒は、5月にオブジェの骨組みとなる間伐材の確保を開始。ものづくり教育を推進する県鐵工会の協力も得ながら、約半年間かけて電子回路を取り付けたり、鉄製の部材を溶接したりして仕上げた。

 この日は、同校近くのめぐみ保育園でオブジェを公開。園児たちが、ボールが転がる様子に歓声を上げた。機械・ロボット科の山崎開さん(18)は「夏休みや放課後を使って苦労して完成させたので、子どもたちが喜んでくれて良かった」と話した。

2018年11月7日 無断転載禁止