万葉植物園 再興して 益田の公園 園児ら30人 草花植栽

モミジの苗木を植える園児たち
 益田市高津町の県立万葉公園内にあり、歌集「万葉集」にちなんだ草花が植えられている万葉植物園で10日、歌集にゆかりのある植物の植栽イベントがあった。同公園が植物園の再興を目指して取り組む植樹事業の一環で、近くの園児ら約30人が参加し、万葉花で彩られる光景に思いをはせながら、モミジやリンドウなどの苗木や花を植えた。

 1982年に整備された植物園には当初、アオギリやマユミなど万葉集に登場する153種が植わっていたが、樹木の成長で日が遮られ、一部が日照不足で枯れるなど、約130種まで減少した。同公園が2016~19年度の4カ年の植樹事業を展開し、現在まで約600本の草木などを植えた。

 この日は、認定こども園原浜保育所の園児15人や市柿本人麿公顕彰会の会員らが、柿本人麻呂も詠んだモミジの苗木を広場に植えたほか、散策道沿いをリンドウやナデシコ科のカーネーションで飾り、じょうろなどで水をやり、成長を願った。

 石川夢人ちゃん(6)は「大きくなってほしいと思いながら植えた。また見に来たい」と話し、同公園の野村茂浩所長(57)は「植物園の再興を通して、万葉集や万葉の植物に一層興味を持ってほしい」と期待した。

2018年11月12日 無断転載禁止

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