「鳴り砂」新たな伝説 劇に 大田 市民が原作・作詞作曲・出演

松浦麗さん(右端)の指導で歌唱練習をする出演者たち
 踏むと「キュッ」と音がする鳴り砂で知られる琴ケ浜(大田市仁摩町馬路)の国天然記念物指定を記念し、創作音楽劇「琴の鳴る浜」が来年3月10日、大田市大田町の市民会館で開かれる。市民が原作や劇中歌の作詞作曲などを手掛け、公募の市民と同町馬路地区ゆかりのオペラ歌手が共演する。11日には、同会館で出演者やスタッフによる結団式と稽古があり、公演の成功に向けて気持ちを高めた。

 琴ケ浜が昨年10月に国の天然記念物に指定されたのを受け、市民有志が実行委員会をつくり、馬路地区に800年前から伝わる「琴姫伝説」を基にした創作音楽劇の上演を企画した。原作は、日本劇作家協会(東京都)会員の洲浜昌三さん(78)=大田市久利町=が手掛け、プロの脚本家や演出家が加わる。

 主役の琴姫は、父親が馬路地区出身で、石見銀山遺跡の世界遺産登録10周年記念の創作舞台「オペラ石見銀山」にも出演したオペラ歌手・松浦麗さんが務める。公募に応じた小学生から70代までの市民40人が共演する。

 約50人が出席した結団式で、実行委員長を務める石賀了・市文化協会会長は「心を一つにして頑張っていきたい」とあいさつ。劇中歌の作曲や編曲を担う医師の長坂行博さん(64)=大田市久利町=は「われわれにしかできない新たなレジェンド(伝説)をつくりたい」と決意表明した。

 稽古では、出演者たちが松浦さんらの指導で、発声練習や劇中歌の歌唱レッスンに熱心に取り組んだ。

2018年11月13日 無断転載禁止

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