新橋芸者の新人がお披露目 料亭などあいさつ回り

 あいさつ回りをする小夏さん(右)と小喜美さん=東京都中央区の「金田中」

 東京都中央区の新橋花柳界に、平成最後の新橋芸者としてデビューした小夏さん(23)が10月、お披露目を行った。

 正午ごろ、小夏さんはあでやかな訪問着に身を包み、芸者が所属する置き屋「菊森川」を出発。置き屋の主人で現役の芸者でもある、小喜美さんが火打ち石を打った。「素直で気立てが良い女性」と期待を寄せる。小夏さんは下ろしたてのげたに「歩き方がまだひょこひょこ」と初々しい。

 小喜美さんの「小」の字を受け継いだ小夏さん。髪に挿したべっこう製のかんざしは、約50年前に小喜美さんがお披露目で使った思い入れのある品。小喜美さんは、温かなまなざしで、小夏さんの髪をくしで直した。

 芥川賞や直木賞の選考会場としても知られる料亭「新喜楽」や「金田中」などのあいさつ回りを終え、小夏さんは「お客さまや先輩芸者のお姉さん方にかわいがられるようになりたい」と抱負を語った。

共同通信社 2018年11月26日 無断転載禁止