障壁画や茶道具展示 細川護熙展7日開幕 松江歴史館

障壁画「衆人賛美図」の展示作業をするスタッフ=松江市殿町、松江歴史館
 元首相の細川護熙さん(80)が制作を続け、薬師寺(奈良市)に来春奉納予定の障壁画を展示する特別展「細川護熙 美の世界-薬師寺奉納障壁画と茶陶」が、7日に松江市殿町の松江歴史館で始まる。開幕を前に会場で5日、展示作業が行われた。

 細川さんは60歳で政界を引退した後、作陶や書、絵画に取り組む。2012年に薬師寺から、玄奘三蔵の弟子・慈恩にちなんだ建物「慈恩殿」のふすま絵や壁画の制作を依頼され、現在までに全66面(108枚)をほぼ完成させた。

 このうち、インドへの旅で玄奘が出会った人びとをイメージした障壁画「衆人賛美図」や「衆人奏楽図」を含む20面(30枚)を展示。茶わんや香合など自作の茶道具約20点も並べる。

 東京、熊本に次ぐ3会場目の展覧会で、奉納前では最後の公開となる。展示に協力する九曜アートプロジェクト(東京都)の山沢敏康代表(48)は「薬師寺を想像できる空間に身を置き、作者が楽しんで描いた思いを感じ取ってもらえたらうれしい」と話した。

 「不昧(ふまい)公200年祭」の一環で、同館と山陰中央新報社が主催。来年1月14日まで。大人1千円、小中学生500円。

2018年12月6日 無断転載禁止