石州和紙で卒業証書を 浜田・岡見小6年生 伝統紙すき

西田誠吉会長(左)の手ほどきを受け、卒業証書に使う石州和紙をすく児童
 島根県浜田市三隅町岡見の岡見小学校の6年生6人が18日、同町古市場の石州和紙会館で伝統工芸品・石州和紙を使った卒業証書作りに挑戦した。児童たちは、和紙職人から手ほどきを受けながら、晴れの舞台で受け取る証書作りに真剣な表情で励んだ。

 同町内の小中学校3校では毎年、卒業を控える児童と生徒が石州和紙による卒業証書作りに取り組んでいる。岡見小では、3月に原料のコウゾを校庭の一角に植え、育て始めた。11月末に刈り取り、12月5日に原木剥ぎをするなど準備を進めてきた。

 同会館では、石州半紙(ばんし)技術者会の西田誠吉会長(63)から、紙すき作業の手順を教わりながら挑戦。「桁」と呼ばれる木の枠で紙料をすくい上げ、慣れない手つきで揺らした。苦労しながらも、縦42センチ、横30センチの校章入りの和紙が出来上がると笑顔を見せた。

 永田真央さん(11)は「紙すきは難しかったが、一生の思い出になった。卒業証書を大切にして、大人になったら自慢したい」と話した。

 児童たちがすいた和紙は、乾燥した後に同校に納品される。

2018年12月19日 無断転載禁止

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