2018年山陰スポーツ10大ニュース 鳥取

 国内外の大舞台で鳥取県のアスリートが輝いた2018年。プロから中高生を含めたアマチュアまで、磨いた技と力を尽くして躍動。20年の東京五輪・パラリンピックに向けて、期待が膨らんだ。山陰中央新報社が選んだ「スポーツ十大ニュース」を紹介する。


(1) サッカー昌子 W杯16強に貢献(6月)

サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会1次リーグ初戦のコロンビア戦で勝利し、喜ぶ昌子源(中央)=6月19日、サランスク(共同)
 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会(6月)で、日本代表で米子北高出身のDF昌子源(鹿島)が2大会ぶりの16強入りに大きく貢献した。スピードや判断の良いカバリングなどで献身的な守備を見せ、決勝トーナメント1回戦を含む3試合に先発フル出場した。4年後の中心選手として活躍が期待される。







(2) 高校サッカー米子北 県勢25大会ぶり8強(1月)

(2)全国高校サッカー選手権3回戦で、先制ゴールを挙げる米子北のMF坂田二千翔=1月3日、等々力陸上競技場
 全国高校サッカー選手権(1月)で、米子北が鳥取県勢として25大会ぶりに8強入りした。持ち味の堅守速攻で1回戦から3試合を勝ち上がった。準々決勝は優勝した前橋育英(群馬)に敗れた。参戦2季目の高円宮杯U-18(18歳以下)プレミアリーグ(4~12月)では西地区最下位に終わり、来季はプリンスリーグから出直す。












(3) 高校野球米子東 秋の中国準V(10、11月)

(3)秋季中国地区高校野球大会で決勝進出を決め、スタンドに駆けだす米子東ナイン=11月3日、倉敷マスカットスタジアム
 秋季中国地区高校野球大会(10、11月)で、伝統校の米子東が1995年以来23年ぶりに準優勝し、甲子園球場で行われる選抜大会出場に大きく前進した。ベンチ入り16人で戦い、1試合ごとに成長。準決勝までの3試合はいずれも接戦で、勝負強さが光った。来春の選抜大会では、オールドファンの注目の的になりそうだ。



(4) 2巡目国体招致へ要望書提出(11月)

(4)今年の福井国体で入場行進する鳥取県選手団。2033年は地元での開催を目指す=9月29日、福井県営陸上競技場
 鳥取県と県体育協会が2033年の国民体育大会の招致を目指し、11月に文部科学省と日本スポーツ協会に要望書を提出した。19年1月の理事会で承認され内々定となる見通しで、28年度に内定、30年度に開催が決まる。開催が決まれば、県内では1985年のわかとり国体以来48年ぶりとなる。






(5) J3ガイナーレ3位(3~12月)

(5)リーグ最終戦でゴールを決めるガイナーレ鳥取のDF西山雄介(右)=12月2日、とりぎんバードスタジアム
 サッカーJ3で5季目のガイナーレ鳥取は、通算15勝8分け9敗、勝ち点53で過去最高の3位だった。総得点61はリーグ2番目の攻撃的なチームで、FWレオナルドが24得点でチーム初の得点王になった。勝ち点50以上を目指し、序盤は一時首位に立ったが次第に失速。シーズン途中、森岡隆三監督から須藤大輔監督に交代した。






(6) ボートの中高校生が活躍(通年)

(6)全国高校総体ボート男子ダブルスカルで優勝した米子東の寺井昇平(左奥)と中務竣護(右奥)=8月2日、愛知池漕艇場
 ボートで県内の中高校生が活躍した。3月の全国高校選抜大会シングルスカルで男子の寺井昇平(米子東)、女子の林原萌香(米子西)が優勝。寺井は8月の全国高校総体で中務竣護(米子東)と組んだ男子ダブルスカルも制した。3月の全国中学校選抜大会男子シングルスカルでは釜田佳典(境港一)が山陰両県勢で初めて優勝した。







(7) 飛び込み三上が日本選手権初制覇(9月)

(7)飛び込みの日本選手権女子3メートル板飛び込みで初優勝した三上紗也可=9月21日、東京辰巳国際水泳場
 飛び込みの日本選手権(9月)女子3メートル板飛び込みで、米子南高の三上紗也可(米子DC)が初優勝した。安定した演技を披露し、298.80点をマーク。ジャカルタ・アジア大会(9月)3メートル板飛び込みで4位に入り、福井国体(同)少年女子板飛び込みでは頂点に立った。東京五輪を目指すホープとして飛躍の一年となった。











(8) ボクシング全国高校選抜 入江、木下が初優勝(3月)

(8)全国高校ボクシング選抜大会でともに初優勝した女子ライト級の入江聖奈(右)、同フライ級の木下鈴花=3月23日、宮崎市総合体育館
 ボクシングの全国高校選抜大会(3月)で女子ライト級の入江聖奈(米子西)、同フライ級の木下鈴花(米子南)がともに山陰両県勢初の優勝を果たした。2人は米子市のシュガーナックルボクシングジム所属で、女子ユース日本代表。入江は18歳以下の世界ユース選手権(8月)女子フェザー級で銅メダルに輝いた。













(9) 北海道マラソンで岡本が優勝(8月)

(9)北海道マラソンを2時間11分29秒で制した岡本直己=8月26日、札幌市
 8月の北海道マラソンで、鳥取中央育英高出身の34歳、岡本直己(中国電力)が自己新の2時間11分29秒で優勝した。残り5キロでのスパートで逃げ切り、マラソン12度目で初の栄冠。来年9月に実施される2020年東京五輪マラソン代表選考会「グランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権を獲得した。








(10) カヌー福本が国体4連覇(10月)

(10)福井国体カヌー成年女子ワイルドウオーター・カヤックシングルスプリントで4連覇を果たし、応援幕を手に喜ぶ福本かな子=10月6日、大野市九頭竜川特設カヌー会場
 10月の福井国体カヌー成年女子ワイルドウオーター・カヤックシングルスプリントで、福本かな子(皆生養護学校教)が同種目の最長となる4連覇を果たした。活躍を県民が喜んでくれる国体に重きを置いて調整し、高い身体能力が生み出す高速ピッチで激流下りを制した。同カヤックシングル1500メートルは4年連続の2位だった。










その他の主なニュース

◆ゴルフ女子の鈴木愛(倉吉北高出)が史上最速の出場11戦目でのシーズン獲得賞金1億円到達(6月)
◆ボルダリングユース日本選手権鳥取大会(5月)でジュニア女子の高田こころ(早大、鳥取中央育英高出)が準優勝。世界ユース選手権ジュニア日本代表に(6月)
◆相撲のアジア選手権男子個人無差別級で西郷智博(鳥取県庁)が優勝(7月)
◆全国高校総体剣道男子個人で加藤竜成(八頭)が山陰両県勢過去最高の準優勝(8月)
◆ジャカルタ・アジア大会アーチェリー女子リカーブ団体で川中香緒里(ミキハウス、米子南高出)が銅メダル(8月)
◆ジャカルタ・アジア大会セーリング男子レーザー級で瀬川和正(米子産業体育館)が4位(8月)
◆福井国体陸上少年男子B100メートルで井上瑞葵(鳥取中央育英高)が優勝(10月)
◆スポーツクライミングのアジア選手権(倉吉市)で男子リードの高田知尭(鳥取県協会)が3位(11月)
◆外国人初の高校横綱のアマルトゥブシン・アマルサナー(鳥取城北高出)が角界デビュー。しこ名は狼雅(11月)
◆大相撲の平幕貴ノ岩(鳥取城北高出)が付け人の弟弟子に暴力を振るい、現役引退(12月)

2018年12月26日 無断転載禁止