土器や骨の出土品紹介 松江・八雲立つ風土記の丘

土器を紹介する松宮加奈学芸員
 「魏志倭人伝」に登場する「一支(いき)国」の世界を伝える企画展「一支国と海の王都原(はる)の■(辻のしんにょうの点が一つ)展」が、松江市大庭町の県立八雲立つ風土記の丘で開かれている。古代の占いに使われた骨や、島根との人や物の交流をうかがわせる土器が並び、愛好家の関心を集めている。3月10日まで。

 長崎県壱岐市にある原の■(辻のしんにょうの点が一つ)遺跡(弥生時代~古墳時代初頭)の出土品など約130点を展示。壱岐地方は、朝鮮半島や中国大陸から流れ込む人や物の玄関口だったと考えられる。

 航海などの日取りの吉凶を決める際に使われたシカの骨や、オノに使った鉄、子孫繁栄を願ったひょうたん形の土器が目を引く。県内で出土した土師器壷(はじきつぼ)と、同遺跡の壷の形の類似性を紹介。松宮加奈学芸員は「壱岐と島根の間に交流があった可能性がある」と話した。

 壱岐が日本遺産に選ばれ、注目度が増していることから企画した。2月9日に壱岐市教育委員会の学芸員が講演。3月3日には壱岐の貝を詰めたボトル作りのイベントを開く。

 入館料は一般200円、大学生100円、高校生以下無料。

2019年1月10日 無断転載禁止