武者行列着用の甲冑制作 江津・ポリテク島根の生徒

組み上がった甲冑を確認するポリテクカレッジ島根の学生
 浜田開府400年記念事業の一環で、浜田市内で4月に行われる武者行列で使われる甲冑(かっちゅう)の制作が10日、江津市二宮町の島根職業能力開発短期大学校(ポリテクカレッジ島根)で始まった。同校生徒がレーザー加工機を駆使して作業を進め、1月末までに30体分の部品を作成する。

 武者行列を企画する浜田市開府400年推進室が、高度な生産設備を備える同校に制作を依頼した。

 同校生産技術科の生徒が事前にプログラミングしたレーザー加工機を使い、厚さが2ミリと1.5ミリの薄いプラスチック製樹脂板を加工した。甲冑は、胴体やすね当て部分など、1体当たり計85点の部品で構成されており、加工機のレーザー光で正確に切断したり、穴開けしたりした。

 生産技術科2年の田原利喜さん(20)は「加工機のプログラミングは難しかったが、開府400年事業に携わることができ、良い思い出になる」と話した。

 今後、浜田市民有志でつくる浜田手づくり甲冑愛好会がボランティアを募り、2月中に部品を組み立てて30体を完成させる。4月29日に同市浅井町のJR浜田駅周辺である武者行列で雑兵(ぞうひょう)役の市民が着用する。

 この日、制作作業を見た浜田市開府400年推進室の川合香佳子室長は「ポリテク島根の協力で、多くの市民に武者行列に参加してもらうことができ、感謝している」と話した。

2019年1月11日 無断転載禁止