一日漁の「認証店」開始へ 鮮度魅力 大田の水産物PR

一日漁の水産物を味わえる認証店に配るミニのぼり
 島根県大田市伝統の漁形態「一日漁」をPRする官民組織「おおだ一日漁ブランド推進協議会」が、一日漁で取れた水産物を使ったメニューを提供する市内の飲食店や宿泊施設の認証制度を1月中に始める。認証店に専用のミニのぼりを配り、鮮度の良さを売りに市内外からの来店を促し、消費拡大や観光振興につなげる。

 早朝に出港した漁船が夕方に帰港し、カレイや白イカ、ノドグロなど多彩な漁獲物を「晩市」と呼ばれる競りにかける一日漁は、その日のうちに出荷されるため、鮮度が良く、品質が高いのが特長。同協議会がブランド化を進める一方、市民から「どの店で一日漁の魚が食べられるのかの情報が少ない」との声が寄せられたことなどから、認証制度の創設を決めた。

 一日漁で水揚げされた水産物であれば、鮮魚、加工品のいずれを使っている場合も対象とする。認証店には「その日とった漁師のさかな 一日漁」という文字をあしらったミニのぼりを配り、差別化を図る。飲食店や旅館など7~8店舗でスタートし、さらに広げる。

 認証店は、同協議会の構成団体である「おおだ一日漁推進協同組合」のホームページなどでも紹介する予定。新たなPRグッズの作製と配布も検討している。

 同協議会の岡田明久会長は「認証制度を通して、まず市民に魅力を知ってもらい、観光客らに『ぜひ食べて』と勧めてもらうことが、生産者の支援や地域活性化にもつながる」と話し、消費拡大への寄与に期待を込めた。

2019年1月11日 無断転載禁止