女子ログ 年賀状

 近年、年賀状を減らしたりやめたりする人が周りに増えた。かくいう私も、前年に年賀状が来なかった人を対象に減らしている。

 年賀状をやめ、スマホを使ってもっと簡単に連絡を取る人も増えた。世の中が便利になればなるほど、生活も人との交流も手軽になってきた。けれど、時代が変わっていくほどに、この世からなくなっていくものも増えた。それが過去から未来へ移り変わっていくということなのかもしれないが、それをどこかで寂しいと感じる自分もいる。

 昔はよく手紙を書き、遠方の友人へ近況報告をした。便利さや手軽さはなくとも、便箋を選んだり手書きの文字で、何を書こうかとあれこれ悩んだりすることも楽しかった。それが大人になるにつれ、年に1度のはがきで、一言書き添えるだけの簡単な文章になってしまった。

 2、3年前、大学時代に顔見知り程度だった友人への年賀状をやめた際、送られてきた年賀状には「年に1度しかないやりとりだから、年賀状くらい送ってよ」という催促の文面があり、思わず笑ってしまったが、普段なかなか会えず年賀状でしかやりとりのない友人も確かに多い。

 ポケベルのように、いつか年賀状も、手紙すらもこの世から消えてなくなる日が来るかもしれないが、久しぶりに便箋を選んで、手紙を書いてみるとしよう。

 (松江市・アスチルベ)

2019年1月13日 無断転載禁止