輝(き)らりキッズ 母の夢かなえ共演「最高賞」

童謡こどもの歌コンクール 魅力的歌声と笑顔で金賞

 「聞く人が元気になる」歌唱

   明石(あかし) ももこさん (松江・乃木小3年)

にこやかに歌う明石ももこさん=松江市浜乃木
 普(ふ)段(だん)は恥(は)ずかしがり屋だけれど、歌い始めると一変。キラキラと目を輝(かがや)かせ、口を大きく開き、伸(の)びやかに歌い上げる女の子、松(まつ)江(え)市立乃(の)木(ぎ)小学校3年生の明石(あかし)ももこさん(9)。母と出場した「第33回童謡(どうよう)こどもの歌コンクール」ファミリー部門で、最高賞の金賞を獲得(かくとく)し、その魅(み)力(りょく)的な歌声と笑(え)顔(がお)で会場を包み込(こ)みました。

 元保(ほ)育(いく)士(し)の母・宏(ひろ)美(み)さん(39)の影響(えいきょう)で、幼(おさな)い頃(ころ)から歌うことが好きだったももこさん。親子の会話もオリジナルのメロディーにのせたミュージカル風で交わし、「歌うことは日常(にちじょう)」と言います。

 自ら歌を習いたいと思い、1年生の時から週1回指(し)導(どう)を受けています。ストレッチや発声練習など基礎(きそ)訓練をし、好きな楽曲を通して技術(ぎじゅつ)力と表現(ひょうげん)力を磨(みが)いています。

 しかし、コンクールや人前に出ることは苦手。2年生の3月、親子の交換(こうかん)日記で「もーちゃん(ももこ)と童謡コンクールに出ること」が母の夢(ゆめ)だと知り、「ママと一緒(いっしょ)なら」と出場を決め、準備(じゅんび)を始めました。

 コンクールは子ども、大人、ファミリー(小学生以下の子どもを含(ふく)む家族)の3部門があり、童謡や子ども向けの歌で歌唱力などを競(きそ)います。

 33回目の同コンクールは3部門計3500組の応(おう)募(ぼ)がありました。歌った様子を録画して送る1次審(しん)査(さ)と、テレビ局のスタジオで歌う2次審査を経(へ)て、2018年11月に東京でグランプリ大会が行われました。

グランプリ大会で振り付けを交えて歌う明石さん親子=東京都、EXシアター六本木
 明石さん親子は振(ふ)り付けを交(まじ)えて「あおいそらにえをかこう」を披(ひ)露(ろう)。笑顔で楽しく歌うことを心がけ、金賞を射(い)止(と)めました。司会を務(つと)めた元宝塚歌劇団(たからづかかげきだん)で歌手のはいだしょうこさんは「聞いている人が元気になる」とコメントしたそうです。ももこさんは、「緊張(きんちょう)した。歌っている姿(すがた)を見られるのも恥(は)ずかしかった」と振り返ります。

 けれど、こうした恥ずかしさを乗り越(こ)えられる目標ができました。それは「一人で子ども部門に出ること」。グランプリ大会で出会った全国の友達と、同じ舞(ぶ)台(たい)で会うことを約束したためです。

 母の夢をかなえるために得た経(けい)験(けん)は、ももこさん自身の夢へとつながり、大きな成長を見せたのでした。

プロフィル
【好きな教科】音楽
【好きな食べ物】おばあちゃんが作るからあげ
【好きな歌】映画(えいが)「天空(てんくう)の城(しろ)ラピュタ」の主題歌「君をのせて」
【将来(しょうらい)の夢(ゆめ)】保育士(ほいくし)

2019年1月16日 無断転載禁止

こども新聞