古豪復活 米子東(鳥取)に春 センバツ32校決定

23年ぶりのセンバツに向けて意気込みを口にする福島康太主将(前列右から4人目)=米子東高
 第91回選抜高校野球大会(3月23日から12日間・甲子園球場)の出場32校を決める選考委員会が25日、大阪市内であり、山陰両県勢は一般枠で昨秋の中国大会で準優勝した鳥取県の米子東が選ばれ、23年ぶり9度目の出場を決めた。島根県の平田は戦力以外の要素を加味する21世紀枠の3校に入れず、補欠校に回った。

 組み合わせ抽選会は3月15日に行われる。

 長い低迷期乗り越え

 古豪復活だ-。山陰両県勢で唯一、甲子園決勝に進んだことがある米子東が長い低迷期を乗り越え、夢舞台の切符をつかみ取った。闘志を内に秘めたナインは2カ月後を見据え、成長を誓った。

 マネジャー2人を含む18人の部員は午後3時45分、出場決定の報を聞いた。エース左腕・森下祐樹は「ここ(出場)がゴールではない」ときっぱり。球速や変化球の切れを上げたいと意気込んだ。

 同校は1勝した前回の出場以降、県大会でもなかなか上位に進めず、苦しい時期が続いた。2013年に就任したOBの紙本庸由監督は「甲子園に(米子東の)ユニホームを戻すことができてほっとしている」と実感を込め、長年の周囲の支援に感謝した。

 冬場は筋トレやティー打撃で体力や打力の強化に励んでいる。主軸の福島悠高は「チャンスでどう走者を返すかが課題。メンタルの強化も意識したい」と話す。今月、チームで甲子園見学した時にベンチから撮った写真を見て、広いグラウンドでプレーするイメージトレーニングに取り組むという。

 福島康太主将は「技術だけでなく、相手への礼儀や立ち振る舞いを見せたい」と強調。受け継いできた「米東」の伝統を誇りに、大舞台を見据えた。

2019年1月26日 無断転載禁止