原画作者招き紙芝居熱演 大山・人形劇団「退休寺ものがたり」

谷川章さん(左)と人形劇団たんぽぽメンバー
 鳥取県大山町松河原地区の女性でつくる人形劇団たんぽぽ(有本満里子代表)が、30日に町内で開いたブラックライト紙芝居「退休寺ものがたり」の上演会に、原画を描いた同町塩津の画家、谷川章さん(84)が招かれた。10年以上上演を続ける中で初めてことで、メンバーはいつにも増して熱演し、谷川さんも喜びに浸った。

 紙芝居は、戦国時代に城主の妻の亡霊を僧が成仏させたという、地元の古刹(こさつ)退休寺に伝わる話にちなんだ作品。元高校美術教諭で米子美術家協会会員の谷川さんが依頼を受け、十数年前に原画を墨で描いた。

 合戦の場面などを迫力あるタッチで描いた原画に、劇団メンバーが蛍光塗料で色づけし、特殊な光で暗闇に浮かび上がらせる紙芝居に仕立て、町内イベントなどで上演を続けてきた。

 この日、同町赤坂の友好館で地域自主組織「楽しもなかやま」が初開催した住民の集い「楽しもサロン」の催しとして、サロン企画者の森本怜子さん(82)が上演会を発案し、谷川さんを招待した。

 約20人を前に、メンバー3人と紙芝居を演じた劇団前代表の高見恵子さん(64)は「谷川先生の前で初めて演じられて感激した。せりふにも力が入った」と笑顔を見せた。谷川さんは「色がつき、立体感が出ていた。良かった」と満足そうだった。

2019年2月1日 無断転載禁止

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