松江城下の町割り実感 市民ら「武士」の案内で

松江城下の町割りに関する説明を聞く参加者(右)=松江市寺町
 松江城下を巡りながら、400年前の町割り(都市計画)を知る町歩き企画「町割り案内人」が、9日あった。参加者は城を攻める側の視点で市内を散策。意図的に見通しを悪くして敵の侵入を妨害する鉤(かぎ)型路などを見ながら、戦いを想定した先人の工夫を実感した。

 松江観光協会が主催。松江開府の祖で、町割りに知恵を絞った堀尾吉晴に会社員の佐々木圭さん(52)が扮(ふん)し、側近役の同協会職員、小玉佳彦さん(46)とともに市内外の男女5人を案内。一行はJR松江駅(松江市朝日町)から松江城(同市殿町)まで、1時間半ほどかけて歩いた。

 吉晴は城やとりで作りに長じた「普請上手」として知られ、市内には堀尾氏による内堀や外堀、鉤型路が残る。

 多くの寺院が集められた同市寺町で、佐々木さんらは寺に軍勢を隠して、城下に侵入した敵を攻めることができると、吉晴の意図を説明。参加者からは驚きの声が上がった。松江市春日町の会社員吉田智子さんは「不便だと思う道にも大事な理由があったと分かった」と感心していた。

 3月9日にも同様の企画を行う。

2019年2月10日 無断転載禁止

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