北斎展 来場1万人 島根県美企画展 過去10年で最速

稲田勝副館長(左)から記念品を受け取る金津一男さん(中央)、晃子さん夫婦=松江市袖師町、島根県立美術館
 島根県立美術館(松江市袖師町)で開かれている開館20周年記念展「北斎-永田コレクションの全貌公開<序章>」(山陰中央新報社など主催)の来場者数が20日、1万人に達した。開幕11日目での大台到達で、ここ10年の企画展では最速ペース。連日、大勢の来場者でにぎわっている。

 江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎の各期の代表作197点を公開する前期展示は8日に開幕。休日は1700人を超える盛況ぶりで、平日のこの日も行列ができた。同館によると県外からやって来る人や外国人も多く、北斎作品への関心の高さをうかがわせるという。

 節目の来場者となったのは松江市島根町加賀の金津一男さん(67)、晃子さん(62)夫婦。稲田勝副館長から、図録やオリジナルようかんなどの記念品を受け取った。一男さんは「思いがけないことでびっくり。肉筆画などもあるようで本物の迫力を感じたい」と話し、晃子さんも「年間パスポートを買ったので何回も見に来たい」と声を弾ませた。

 同展は、島根県津和野町出身で北斎研究の第一人者の故永田生慈(せいじ)さんが収集し、県に寄贈した約2千点超の作品から、前期・後期で計304点を展示する。前期は3月4日まで、後期は同6日から25日まで。

 2月24日午後2時からは、浮世絵研究家・根岸美佳さんによる記念講演会(無料)がある。

2019年2月21日 無断転載禁止

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