旅する生き物 知って 大田・サヒメルで企画展開幕

動物の剥製など展示品を熱心に鑑賞する来館者たち
 島根県大田市三瓶町の県立三瓶自然館サヒメルで16日、春の企画展「旅するいのち~しまねと世界をむすぶ生きものたち~」が始まった。生存や産卵に適した環境や餌を求めて国境を越える大移動を続け、命を紡ぐ身近な動物や鳥、魚などの剥製や標本、複製約80点が並び、生物の多様性を伝える展示物に、来館者たちが熱心に見入っている。5月26日まで。

 厳寒の北方を避けて越冬するために日本へやって来るコハクチョウやマナヅル、マガンや、食べ物や産卵、子育てに適した環境を求めて大海原を移動するアオウミガメやハセイルカ、キタオットセイ、ホホジロザメなどの剥製を展示している。

 また、危険を冒しながら大移動を続け、種の保存・存続に努める生物がいる一方、環境破壊や温暖化が生態系に影響を及ぼし、生物の絶滅につながる可能性があることをパネルで説明。アライグマ、ヌートリアといった農作物に被害を与える外来生物の標本もあり、生態系の維持の難しさや大切さも紹介している。

 家族と訪れた出雲市立北陽小学校1年の樋野敦也君(7)は「いろんな生き物のことがよく分かった」と話した。

 同館と公益財団法人しまね自然と環境財団が主催し、山陰中央新報社など共催。入場料は大人600円、小中高生200円。期間中、4月30日を除く毎週火曜日が休館日。

2019年3月17日 無断転載禁止

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