日南町美術館で所蔵品展 故・足羽さんの作品20点並ぶ

「カテドラル」(左)など足羽俊夫さんの幻想的な作品が並ぶ会場
 鳥取県日南町霞の町美術館で所蔵品展が開かれ、芸術の本場パリで「夢と祈りを描く画家」とたたえられた町出身の故・足羽俊夫さんの幻想的な油彩画が来館者を楽しませている。31日まで。

 2017年に86歳で亡くなった足羽さんの作品は油彩画と石版画計20点が並ぶ。油彩画は、ノートルダム大聖堂から着想した「カテドラル」、セーヌ川の遊覧船で語らう恋人たちを題材にした「夜の旅」が目を引く。「光が出ているような絵を描きたい」と話していたという足羽さんの作風を代表する青、赤、黄色を基調とした抽象画で、淡く光るような幻想的な作品。

 同じ油彩画でも「ノルマンディ風景」は田園の起伏を緑や赤、黄色でくっきりと塗り分け、リズム感ある作品に仕上げており、作風の違いが興味深い。

 所蔵品展は、町出身でサクラクレパス創設者の佐武林蔵(1886~1968年)が集めたクレパス画や油彩画計12点も展示。同館では「日南町の地質と化石展」も同時開催している。

 入館料は一般200円、高校生100円、中学生以下無料。月曜休館。

2019年3月22日 無断転載禁止

    • マイベストプロ
    • マイベストプロ島根 マイベストプロ鳥取マイベストプロ