鉱山絵巻 鮮やかに 江戸~明治期 大田・石見銀山資料館

鉱山の歴史を伝える絵巻物を鑑賞する市民=大田市大森町、石見銀山資料館
 石見銀山(大田市)や佐渡金山(新潟県佐渡市)など国内の代表的な6鉱山を描いた江戸~明治期の絵巻物10点を一堂に集めた「大絵巻展」が、島根県大田市大森町の石見銀山資料館で開かれている。展示品は地元の義肢装具メーカー・中村ブレイス会長で、石見銀山関連資料の収集家でもある同館の中村俊郎理事長の収蔵品から厳選。各鉱山の歴史を伝える展示に来館者が見入っている。

 展示しているのは他に、生野(いくの)銀山(兵庫県朝来市)▽別子(べっし)銅山(愛媛県新居浜市)▽院内(いんない)銀山(秋田県湯沢市)▽阿仁(あに)銅山(同県北秋田市)を描いた絵巻物で、中には長さが14メートルを超える「大作」もある。採鉱から製錬に至るまでの一連の作業工程を、精巧な筆致で色彩豊かに表現。鮮やかな着物を身に着け、生き生きとした表情で従事している姿も見て取れる。

 同館の藤原雄高学芸員は「往時の人々の仕事ぶりや暮らしに思いを巡らせ、石見銀山を含めた鉱山の魅力を身近なものとして感じてほしい」と話した。

 展示会は9月10日まで。会期中は無休で、開館時間は午前9時~午後5時(最終入館は午後4時半まで)。入館料は大人500円、小中高校生200円。

2019年3月22日 無断転載禁止

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