仕事みてある記 障害ある子の成長サポート

児童発達支援管理責任者の藤原駿輔さん=松江市学園2丁目
児童発達支援管理責任者

藤原(ふじはら) 駿輔(しゅんすけ)さん(松江市学園)

 障(しょう)害(がい)のある子どもたちを支(し)援(えん)する松(まつ)江(え)市学園2丁目の社会福(ふく)祉(し)法人ねむの木福祉会が運(うん)営(えい)する放課後等デイサービス「くれよんハウス」。毎日通ってくる小学生たちから「駿(しゅん)くん」と気軽に話しかけられ親しまれているのが、児童発達支援(しえん)管理責(せき)任(にん)者(通(つう)称(しょう)・児(じ)発(はつ)管(かん))の藤(ふじ)原(はら)駿(しゅん)輔(すけ)さん(34)です。藤原さんは「子どもの成長を感じたり、見たりできるのが楽しみ」と仕事の魅(み)力(りょく)を話しています。

 児童発達支援管理責任者は、知的、身体、発達、学習障害など、障害の種類や程(てい)度(ど)もさまざまな子どもたちに合った支援計画を作り、実(じっ)施(し)していくのが仕事です。一人一人の課題を挙げ、目標を立てて指(し)導(どう)することで、その子どもの長所を伸(の)ばしたり、達成させたりします。

 体(たい)幹(かん)を鍛(きた)えたい場合は近くの公園でサッカーやドッジボール、指先を使ってほしい場合は模(も)型(けい)作りなど細かい手作業の遊びを取り入れます。藤原さんは「保(ほ)護(ご)者(しゃ)の方の『こうなってほしい』という思いも計画に取り入れます」と言います。

 藤原さんがこの仕事に就(つ)いたのは、子どもに関われる仕事をしたいと思ったから。もともと子ども好きで、幼(よう)稚(ち)園(えん)の先生を志(こころざ)していましたが、楽器の演(えん)奏(そう)が苦手だったため断(だん)念(ねん)。大学卒業後は全く違(ちが)う仕事に就きました。しかし、「やはり子どもに関われる仕事をしたい」と、専(せん)門(もん)学校へ入り直しました。幼稚園で講(こう)師(し)として働いた後、児発管の資(し)格(かく)も取り、1年前から今の職(しょく)場(ば)で責任者となりました。

 毎朝9時半に出(しゅっ)勤(きん)。スタッフと前日の児童たちの様子や連(れん)絡(らく)事(じ)項(こう)を確(かく)認(にん)し合い、事(じ)務(む)作業や支援計画作りなどをします。午後、児童たちが来てからは一(いっ)緒(しょ)に活動したり、保護者への連絡事項をまとめたりし、必要な場合は車で自(じ)宅(たく)まで送ります。学校が長期休みの時期は、児童が朝から利用するので、忙(いそが)しい日々が続きます。

 この仕事に向くタイプは「子どもが好きであること、何事にも興(きょう)味(み)を持ち、受け止められる忍(にん)耐(たい)力といろいろな人の意見を聞ける人ですね」と言います。

 「支援がうまくいかないとき、『この子にとって、これでいいのか悩(なや)み、将(しょう)来(らい)につながるにはどんなやり方一が番いいのか』と思うときもある」と藤原さん。しかし、「日々変化があってやりがいがある仕事。子どもたちがよりよい人生を送るお手伝いができ、どんな成長を見せてくれるのかを考える楽しみがあります」と話しています。


★メッセージ

 中学生になった子どもたちが会いに来てくれ、成長した姿(すがた)を見た時「自分が役に立てたかな」と思うのが、仕事の喜びです。

 興(きょう)味(み)や関心を持つことがあれば、それを大切にしてほしいですね。いろいろなコトやモノに触(ふ)れてみることで、楽しみや面白みなど新しい発見があり、将(しょう)来(らい)を考える糧(かて)になるはずです。

2019年4月10日 無断転載禁止

こども新聞