色とりどり 短冊飾り付け 次の日祭向け 邑南・羽須美中生

住民(右)から指導を受け、色とりどりの短冊をしべに結び付ける生徒
 色鮮やかな傘鉾(かさぼこ)が練り歩く伝統行事「次(じ)の日祭」が開かれるのを前に、島根県邑南町阿須那の羽須美中学校の全校生徒27人が15日、傘鉾の骨に当たる竹製の「しべ」に短冊を飾り付ける作業を体験した。生徒は、地域住民からこつを教わりながら、色とりどりの短冊を丁寧に結び付け、地元の伝統行事への理解を深めた。

 次の日祭は京都の「葵祭」の流れをくみ、650年以上続くとされる行事。毎年5月21日に同校近くの賀茂神社周辺で開かれ、地元の3集落が大きな傘鉾を繰り出す。同校は独自に高さ3メートル、直径3メートルの傘鉾を制作して参加しており、生徒は、短冊作りなど工程ごとに3班に分かれ、近くに住む60~80代の住民16人の指導を受けながら作業に取り組んだ。

 短冊のつり下げを受け持った班では、生徒が長さ約1.2メートルのしべに、こよりで束ねた短冊を10センチ間隔で結び付けた。先輩から引き継いだ短冊もあり、生徒は祭りの歴史を感じながら、約100本のしべに次々とつり下げた。

 2年の三上陽芽さん(13)は「地域の人に教えてもらい、うまくできた。完成した傘鉾を見るのが楽しみ」と話し、指導した三上素子さん(81)は「毎年、中学生の皆さんと一緒に作るのを楽しみにしている。上手に作業していた」とほほ笑んだ。

 当日は、制作した傘鉾を生徒が担ぎ、練り歩く。

2019年5月16日 無断転載禁止

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