印刷工場見学や記者の体験発表 出雲で春季セミナー

印刷工場内で新聞用紙が保管されている紙庫を見学する参加者たち
 教育に新聞を活用する「NIE」の春季セミナーが25日、出雲市斐川町上庄原の山陰中央新報製作センターであった。学校で授業をした新聞記者の体験発表や印刷工場見学があり、教育、新聞関係者、一般参加者17人が教材としての新聞に理解を深めた。

 朝日新聞社の稲石俊章松江総局長(53)は、松江市立雑賀小で昨年度、4年生にメモや質問の仕方を教えた授業について報告。「固有名詞や数字、重要と感じた言葉をきちんと書き残すなど、記者が取材でしていることを、学習や日頃の生活でも生かせるポイントに整理して伝えた」と紹介。当時の担当教諭は、児童が習ったことを後日の調べ学習でしっかり生かしていたと報告した。

 工場見学では、4階建てのビルと同じ高さの輪転機や、長さ16キロの紙を巻いた重さ1・2トンの新聞用紙をロボットが運び出す様子を見学。製作現場を見た後の意見交換では「まず教員が新聞の魅力を知ることが大事」などの意見が出た。

 記事を基にしたスピーチ活動に取り組む松江第二中学校の河野志穂教諭(24)は「日頃、生徒に渡す新聞がどう作られているか、取材から手元に届くまでを知ることができ、楽しかった。生徒たちにも伝えたい」と話した。

2019年5月26日 無断転載禁止

こども新聞