島根県高校総体 柔道男子個人100キロ超級 開星・下田がV

【柔道・男子個人100キロ超級決勝】投げ技を繰り出す開星の下田(手前)=島根県立石見武道館
 第57回島根県高校総合体育大会前期最終日は26日、県内各地で6競技・種目があり、柔道男子個人100キロ超級で下田雄太(開星)が優勝し、男子7階級のうち5階級を開星勢が占めた。

 陸上は女子100メートル障害で高校山陰記録保持者の長崎さゆり(大社)が14秒35で優勝した。女子三段跳びは井口彩実(明誠)が11メートル28の大会新で制した。新体操は女子団体で唯一出場の開星が10・650点を記録し、個人総合は永見光里(松江北)が頂点に立った。

 体操団体は男子の浜田、女子の大社がそれぞれ優勝。サッカー女子は松江商が8連覇を果たした。自転車ロードの男子は広中聖(出雲工)が制した。

 後期は30日から4日間の日程であり、卓球、バスケットボール、剣道など21競技が行われる。


残り5秒 一瞬の隙突く

 苦しんだ末の優勝だった。柔道男子個人100キロ超級決勝で下田雄太(開星)が残り5秒、隅落としで一本勝ち。「自分の柔道ができず、課題ばかり残った」。個人で3年連続のインターハイ出場の喜びよりも、悔しさがあふれた。

 決勝で顔を合わせた同じ3年の小田湧斗(益田東)とは対戦経験が多く、手の内を知る関係だ。序盤は積極的に攻めてくる小田に押され、組み手で受けに回り、開始1分30秒すぎに2度目の指導を受けた。

 中盤、下田尚監督からの「正面で相手を受け止め過ぎている。技をかけて崩せ」の声で奮起。得意の投げ技を繰り出し続け、終了間際、踏み込んできた小田の一瞬の隙を突いた。

 下田は「攻めて前に出る柔道が本来の形」と、決勝の戦いを反省。引き手の使い方の工夫など、組み手で有利な状況をつくることを課題に挙げた。

 インターハイでは1年時が2回戦、2年時が1回戦で敗退。「技術も筋力も向上させ、今年こそは上を目指せるように仕上げたい」と大舞台を見据えた。

2019年5月27日 無断転載禁止