鳥取・島根合区 中林氏(共産)無所属で出馬

 他党、市民団体と共闘狙う

 共産党島根、鳥取両県委員会が6日、夏の参院選鳥取・島根合区選挙区(改選数1)で野党統一候補となった同党の元衆院議員の中林佳子氏(73)が無所属で立候補すると発表した。他の野党や市民団体との共闘をしやすくするのが狙い。両県委員会は今後、他の野党や市民団体に協力態勢の構築を呼び掛ける。

 同日、松江市内であった集会で中央委員会の市田忠義副委員長が党員ら約100人を前に「党中央と両県委員会で相談し、無所属で戦うのは当然だという結論に至った」と発表。理由として、市民団体「住民目線で政治を変える会・山陰」(福島浩彦共同代表)が3日に両県委員会に中林氏の無所属での立候補を提案したことを挙げ、「安倍政治を変えようという野党と市民の協力を得やすいよう、前向きな決断だ」と強調した。

 終了後の取材に対し、市田副委員長は両県委員会から相談を受け、6日に中央委員会として無所属での立候補を決めたことを明らかにし、他の野党との協力態勢構築については「中央の決断は重い。粘り強く話し掛けたい」と述べた。中林氏は「皆さんが支援しやすいようにするための選択。無所属でやってよかったという結果を出したい」と話した。

 共産党は1月に公認候補を知名度のある中林氏に差し替え、5月の中央政界での野党間協議で統一候補に決まった。

2019年6月7日 無断転載禁止