本場も認めたナポリピザ 松江のイタリアン 店主・林さん

「真のナポリピッツァ協会」から受けた認定証を掲げる林樹幸さん=松江市和多見町、PizzeriaUWOZA
 松江市和多見町のイタリアンレストラン「PizzeriaUWOZA(ピッツェリアウオザ)」が山陰両県では初めて、ナポリピザの普及に努める世界的な団体「真のナポリピッツァ協会」(本部イタリア・ナポリ)の認定店に選ばれた。本場からお墨付きを得たオーナーの林樹幸さん(42)は「これがスタートライン。おいしい本場のピザを楽しんでもらいたい」と意気込んでいる。

 ナポリピザは小麦粉、水、塩、ビール酵母という4種類の材料のみで生地を作る。練り方、発酵、伸ばし方、成形、焼き方などで味や食感が大きく変わり、高度な技術が求められる。

 林さんは2010年、名古屋の認定店で食べたナポリピザの味と、まき窯で1~2分で焼き上がる調理の早さに衝撃を受けた。「自分のものにしたい」と思い立ち、全国の認定店を食べ歩き、職人から直接話を聞いて、生地作りや窯の火力調整の技術を磨いた。14年に認定審査に応募したが、他の応募者とレベルの違いを目の当たりにして断念。さらなる修行が必要と痛感した。

 その後、山形県の認定店で1カ月間働き、本場・ナポリに赴いて格付け本「ミシュランガイド」の星を獲得した名物店の研修に参加するなどし、ピザ作りを基本から学び直した。今年、2度目の挑戦で、ビデオ審査を突破。5月に東京プリンスホテル(東京都港区)であった最終審査会で実技審査に挑み、ふっくらとした食感のピザを焼き上げて見事合格した。

 2017年にはナポリピザの製法がユネスコ無形文化遺産に登録され、世界的に注目が集まる。林さんは「正式に評価されてうれしい。まき窯で焼いたナポリピザをもっと広めたい」と話した。

2019年6月17日 無断転載禁止

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