忖度発言の塚田氏、麻生氏応援 2人そろって新潟駅前に

 自民党の塚田一郎氏(右)の応援に駆け付け、支持を訴える麻生副総理兼財務相=4日午前、JR新潟駅前

 安倍晋三首相と麻生太郎副総理兼財務相の地元を結ぶ下関北九州道路の整備を巡る「忖度発言」で、国土交通副大臣を事実上更迭された自民党の塚田一郎氏(55)。忖度の相手とされた麻生氏が応援に駆け付け、2人そろって新潟市中心部のJR新潟駅前に立ち、支持を訴えた。

 定数減により2016年から1人区になった新潟選挙区で、野党統一候補・打越さく良氏(51)と争う。麻生氏は選挙カーの前で赤いビールケースの上に立ち「意見が違うのに、選挙のときだけ一緒にやるのはおかしい。これを野合と言うのではないか」と、野党共闘を厳しく批判した。

 首相や麻生氏の意向を「忖度しました」との4月の発言への批判がやまずに県連会長も辞任、街頭演説を控えて支援者への「おわび行脚」を続けていた塚田氏。短く刈った髪はやや伸び、麻生氏を見上げる形で隣に立った。自身はビールケースには上がらずに演説し「今般、皆さまにご心配をお掛けする事態になり、おわび申し上げる」と、神妙に語った。

 届け出に先立ち、市内の神社で麻生氏らと臨んだ出陣式でも、参加者に発言を謝罪した。

 新潟選挙区には、政治団体「NHKから国民を守る党」の小島糾史氏(43)も立候補した。

共同通信社 2019年7月4日 無断転載禁止