日本、核合意崩壊に危機感 米イランに自制促す方針

 日本政府は8日、イランがウラン濃縮作業により、核合意で定められた濃縮度の上限である3・67%を超えたと明らかにしたことに危機感を強めた。これまで日本が一貫して順守を求めてきた核合意が崩壊しかねないためだ。米イラン両国との友好関係を生かして引き続き双方に自制を促す方針だ。

 外務省幹部はイランの対応に関し「ウラン濃縮度を20%まで引き上げると危険だ」と指摘した。90%以上に高めると核兵器用の高濃縮ウランとなる。20%への濃縮技術は90%の濃縮技術に近いとされる。

 政府関係者は「外交ルートを通じて核合意を守るよう改めて要請を強める」と強調した。

共同通信社 2019年7月8日 無断転載禁止