高原に揺れる一日花 希少ユウスゲ 三瓶山で見頃

見頃を迎えた三瓶山西の原のユウスゲ=大田市三瓶町
 国立公園・三瓶山西の原(島根県大田市三瓶町)で、ユリ科の多年草「ユウスゲ」が見頃を迎えた。夕方にレモン色の花が開き、翌日の午前中にはしぼむ一日花。高原の風に揺れ、見る人を和ませている。

 本州から九州までの山地に自生するユウスゲは、環境の変化などで生育地が減少。しまねレッドデータブックで絶滅危惧1類に分類されている。西の原では、大田の自然を守る会(伊藤宏会長)が、2000年から苗植えや草刈りで保護。近年は地元の小学校の児童も協力し、これまでに約5千株を植えた。

 11日は午後3時ごろから、直径10センチほどの色鮮やかな花が開き始め、夏の高原を彩った。7月下旬まで咲き、ピークとなる13、14の両日は、同会が午後7時半から同9時までライトアップを予定。伊藤会長(79)は「子どもたちと作業を続け、ここまで花が増やせた。ぜひ見に来てほしい」と話した。

2019年7月12日 無断転載禁止

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