「放置は国家の責任」と原告団 ハンセン病訴訟、首相談話受け

 首相談話の発表を受け、取材に応じるハンセン病家族訴訟(左から)原告副団長の黄光男さん、原告団長の林力さんら=12日午前、国会

 ハンセン病元患者や家族に謝罪する首相談話が発表されたのを受け、ハンセン病元患者家族訴訟の原告団長の林力さん(94)は12日、国会内で記者会見した。「この問題の予断と偏見を放置してきたのは国家の責任だ」と指摘した上で「声明を機に責任を改めて確認してもらいたい。問題が解決されない限り、日本は人権が保障された国ではない」と述べた。

 記者会見に先立ち、応じた取材では「国家が正面から取り上げてこなかったとの認識を持っている。一つの幕が開く時が来た。無念の生涯を終えた肉親たちもほほ笑んでいるのではないか」と話し、具体的な補償や啓発のあり方を求めていく考えを示した。

共同通信社 2019年7月12日 無断転載禁止