女子ログ 炭酸の刺激

 大分県竹田市にあるラムネ温泉館に行った。湯は未体験の炭酸泉、建物は藤森照信、ロゴマークは南伸坊と魅力がいっぱいで、ずっと行ってみたかった。

 お湯は1カ所から湧き出していた。近ければ近いほど炭酸が強いらしく、湧き出し口近くは入浴者がぎゅうぎゅうで、少し離れたところに入った。炭酸の刺激はほとんど感じないが、細かい泡がびっしりと体についた。泡は銀色に見え、製菓材料のアラザンをまぶされたかのよう。

 シミ、しばかすにも効果があると案内板に書いてある。顔を漬けると、プチプチと炭酸の刺激を感じた。せっせと漬けていたら、湧き出し口の一番近くの人に「あなた、ここに来なさい。代わってあげる」と突然、指名を受けた。真剣さを買われたのだろうか。

 代わってもらうと、「わあ」と大きな声で言ってしまった。さっきまでと比べものにならないくらい刺激が強い。湧き上がる泡も見える。「ソーダ水に入っているみたい」と隣の人がつぶやいた。

 お湯は32度と心地よいぬるさで、ずっと入っていられそうだ。その上、入っているだけで運動したのと同じくらいカロリーを消費すると案内板にある。次の予定があり、後ろ髪引かれる思いで上がったら、「何でもいいから食べたい」と叫び出しそうなくらい空腹で、へとへとになっていた。

 (鳥取県八頭町・桃子)

2019年7月13日 無断転載禁止