福島・飯舘村で酪農を再開 原発事故後初、乳牛育成

 福島県飯舘村で酪農が再開され、牛舎に運び込まれた子牛=16日午後

 東京電力福島第1原発事故で一時全村避難となった福島県飯舘村で、村民らが設立した会社が16日に酪農を再開した。村での酪農は原発事故後初めて。

 酪農を始めたのは「フェリスラテ」(福島市)で、乳牛の子牛を搾乳できる母牛にまで育てる。田中一正社長(48)は「村に戻ることを考えている農家が『何かできる可能性がある』と思えるように、先駆けになれたら」と話した。

 田中さんは帰還困難区域となっている同村長泥地区で事故前に酪農を営んでいた。田中さんを含め、原発事故で避難を強いられた福島県内の酪農家5人で同社を2014年に設立。福島市などで約570頭を飼養する。

共同通信社 2019年7月16日 無断転載禁止