覚醒剤使用で逆転無罪、東京高裁 下着脱がせて検査「手続き違法」

 覚せい剤取締法違反(使用)の罪に問われた男性被告(54)の控訴審判決で、東京高裁が懲役2年6月とした一審東京地裁判決を破棄し、逆転無罪を言い渡したことが17日分かった。高裁は、警察官が職務質問で男性の下着を脱がせたとし「手続きは違法」と認定した。

 判決によると、男性は2017年11月、警視庁築地署員から職務質問を受けた。高裁の朝山芳史裁判長は、警察官が男性の下半身に触れ、路上で下着を脱がせたと認め「プライバシーなどへの配慮を欠き違法」と判断。

 裁判所への令状請求の際、経緯を伏せて「所持品検査を拒絶した」と虚偽説明をした点も「重大な違法がある」と指摘した。

共同通信社 2019年7月17日 無断転載禁止