松江シティ 15位でターン 前半の守りが鍵

前線でプレスをかけてボールを奪う松江シティFCの選手。前半の守りが浮上の鍵を握る=6月29日、松江市営陸上競技場
 日本フットボールリーグ(JFL)に初参戦した松江シティFCが2勝5分け8敗の16チーム中15位で折り返した。第12節(6月22日)の初勝利以降、後半の戦いが安定したのが要因だ。シーズンは残り半分。下位2チームの降格圏は抜けておらず、残留に向けた戦いにもなる。前半の守りが浮上の鍵を握る。


残留へ上位から白星を

 シーズン序盤は相手の寄せの速さに戸惑い、ミスが続き、フィジカルの強さにも苦しんだ。田中孝司監督が求める攻撃的サッカーで好機をつくるもゴールまでのシュートやクロス、パスの精度を欠いた。

 J3昇格を目指すFC今治との第8節(5月19日)を引き分けるなど徐々に順応し、第12節で初勝利。その後は1勝1分け1敗と粘りが出てきた。

 変わったのは後半の失点数だ。後半に13失点しているが、第12節以降は1失点。昨季と大幅にメンバーが変わった最終ラインを支えるDF筒井俊は「カバリングなど守備の連係が取れてきた」と一定の手応えを口にする。

 総得点13点のうち11点は後半に挙げ、前半が無失点だった試合は1勝2分けと負けなしのため、今後は前半の守りが課題となる。

 前半の時間帯別でみると運動量が多い開始15分以内が2失点に対し、その後は14失点。特に自陣でボールを失ってカウンターを受けたり、マークの受け渡しでずれが生じたりする場面が目につく。田平謙主将は「修正できていない。集中力が足りない」と話す。

 上位と勝ち点差が開けば残留争いは避けられない。原則下位2チームは地域リーグに自動降格する。上位チームにJ3昇格やJFL退会があれば降格がなくなる場合があるとはいえ、気は抜けない。

 2勝の相手は13位のラインメール青森と、最下位の流通経大ドラゴンズ龍ケ崎(茨城)といずれも下位チーム。早い段階で上位チームに勝ち、勝ち点を積み重ねたい。

2019年7月19日 無断転載禁止