輝(き)らりキッズ 社交ダンス 次々全国上位入賞

山陰の大学生以下で初 来年 A級競技選手に

  江田(えだ) 煌也(こうや)君 十神小(安来)4年

   毎朝1時間 体幹トレ 欠かさず

 

姉の智子さん(右)と練習に励む江田煌也君=安来市新十神町、社交ダンススタジオ「バル・ホール」
2020年1月に、山(さん)陰(いん)両県の大学生以下の愛好家として初めて「社交ダンスA級競(きょう)技(ぎ)選手」になる小学生が安(やす)来(ぎ)市内にいます。同市立十(と)神(かみ)小学校4年、江(え)田(だ)煌(こう)也(や)君(10)です。今春、県外で開かれた競技会で好(こう)成(せい)績(せき)を収(おさ)め、B級からの昇(しょう)級(きゅう)を決めました。「練習に励(はげ)み、A級(部門)でも優(ゆう)勝(しょう)を目指したい」と頼(たの)もしく語ります。

社交ダンスは、優(ゆう)雅(が)なワルツやタンゴといった「スタンダード」と、情(じょう)熱(ねつ)的なチャチャチャやサンバなどの「ラテンアメリカン」の大きく2種類に分かれます。江田君は4月に徳(とく)島(しま)県であった競技会のB級スタンダードで優勝し、同ラテンアメリカンでも準(じゅん)優勝。5月に大(おお)阪(さか)府で開かれた競技会では両部門で頂(ちょう)点(てん)に輝(かがや)きました。

 社交ダンスを始めたのは4歳(さい)の時。島根県初のA級競技選手で、安来市内でダンス教室を開く父哲(てつ)也(や)さん(57)の踊(おど)る姿(すがた)を見て「いろいろな技(わざ)やポーズがあってかっこいい」と思ったのがきっかけでした。

 

岡山県での競技会で、大人のペアに交じりダンスを披露する江田煌也君と智子さん=4月28日、岡山市内
男女ペアで踊る競技会で、身長135センチの江田君のパートナーを務(つと)めるのは二番目の姉の智(とも)子(こ)さん(13)=安来市立第一中学校1年=。身長は智子さんが25センチ高いものの、江田君は持ち味のダイナミックな動きでカバーし、フロアを縦(じゅう)横(おう)無(む)尽(じん)に移(い)動(どう)。智子さんと息の合った華(か)麗(れい)なステップを踏(ふ)みます。

 思い出深い競技会は、18年7月に全国の強(きょう)豪(ごう)が集まり東京都で開かれた「第13回オールジャパンジュニアダンススポーツカップ2018」。当時小学3年生の江田君は哲也さんの勧(すす)めで「小学4~6年・ラテンアメリカンの部」にエントリーし、初出場で山陰勢(ぜい)初の6位入賞を果たしました。「緊(きん)張(ちょう)した雰(ふん)囲(い)気(き)の中、納(なっ)得(とく)いく踊りができて自信になった」と振(ふ)り返ります。

 

仲間とともに江田哲也代表(右端)の指導を受ける煌也君(左端)=安来市新十神町、社交ダンススタジオ「バル・ホール」
練習は週5回、各1~2時間程(てい)度(ど)。優雅に見える社交ダンスですが、踊り手にはスピードとハードな動きが求められ、特に男(だん)性(せい)はパートナーの体をしっかり支(ささ)える筋(きん)力(りょく)が欠かせません。

 江田君は練習とは別に、自(じ)宅(たく)で毎朝1時間ほど体(たい)幹(かん)トレーニングにも汗(あせ)を流します。その頑(がん)張(ば)りを、智子さんは「朝練を欠かさないのはえらい。努力家」と評(ひょう)価(か)。哲也さんも「素(す)直(なお)で優(やさ)しい性(せい)格(かく)。今後も全国を見(み)据(す)えて研さんに励んでほしい」と目を細めます。

 将(しょう)来(らい)の夢(ゆめ)を「ダンスの指(し)導(どう)者」と、目を輝かせて話す江田君。さらなる成長を誓(ちか)い、精(しょう)進(じん)を続けます。(渡部(わたなべ)豪(つよし))

プロフィル

【得意な踊り】 タンゴ

【好きな教科】 体育

【好きな食べ物】メロン

【尊(そん)敬(けい)する人】 お父さん

2019年8月7日 無断転載禁止

こども新聞