南部九州総体 女子かじ付き4人スカル 松江北、喜びの2位 

【ボート女子かじ付き4人スカル決勝】準優勝を果たし、喜びをあらわにする松江北のメンバー=菊池市斑蛇口湖ボート場
 南部九州総体(インターハイ)最終日は20日、卓球、水泳、ボートがあった。ボートの女子かじ付き4人スカルで松江北が3分31秒62で2位となり、2001年に始まった女子の同種目で山陰両県勢最高成績を収めた。男子シングルスカルは小野田空羽(松江高専)が3分33秒54で4位入賞した。

 鹿児島、熊本、宮崎、沖縄の4県を中心に行われた南部九州総体は全日程を終えた。来夏は東京五輪・パラリンピックが開かれるため、群馬、栃木、茨城、埼玉の北関東4県を中心に、全国21府県で分散開催される。

 戦略転換 スタート勝負

 後半追い上げる得意の形を捨て、スタートから勝負に出た。1000メートル一本勝負のボート女子かじ付き4人スカルで、松江北が狙い通りのレースで銀メダル。司令塔のコックスとしてけん引した主将の実原絵美里は「信じられない。夢みたい」と喜びを爆発させた。

 前半はペースを抑え、後半に勝負する粘り強さが武器だが、この日は違った。

 前日夜のミーティング。他校のレベルが上がる準決勝以降は後半の挽回が難しいとみた遠藤雅己監督が「最初から全力でこぎ、トップに離されない戦い方でいこう」と提案。選手も気持ちを固めた。

 準決勝で作戦が奏功し、組1着で決勝切符をつかんだ。4艇で争う決勝もスタートダッシュに成功し、息の合ったオールさばきでトップと1艇身差で2位をキープした。

 踏ん張ったのは残り300メートル付近。3位の今治西(愛媛)が3分の1艇身差に詰めてきたのを見た実原は「ここが勝負」と決断した。ラストスパートの合図をすると、疲れが見え始めていた4人のこぎ手は力強いストロークで加速。2位を死守し、フィニッシュラインに飛び込んだ。

 目標の3位を上回る好成績。思い切った戦略と実践できる選手たちの力で歴史を塗り替えた。

2019年8月21日 無断転載禁止