女子ログ 「当たり前」も時代で変わる

 某テレビ局の朝ドラマでは、ヒロインが子どもの預け先が見つからないまま産後数カ月で職場復帰し、育児は夫が自宅で仕事をしながら担当。母親としての自分と仕事の責務に葛藤しつつも、家族や友達に助けられながらキャリアを積んでいた。

 ただし、舞台は半世紀も前の昭和40年代。育児休業法もなく、保育所数も限られていた。さらにヒロインを苦悩させたのは、保育所の相談に行った役場職員の「育児は母親の仕事」「子どもを犠牲にしてまで仕事を?」という言葉や、会社からの「正社員は辞めてもらう」という、今ならば超問題発言。加えて8割以上が専業主婦世帯の時代。働く母親はさぞかし肩身が狭かっただろう。

 50年前と比べて有職女性が育児との両立がしやすくなったのは、先輩方の葛藤と努力と実績があったからだと感謝。さらにこのドラマで注目したいのは、ヒロインの夫の「イクメン」ぶりだ。この時代に周囲からどれだけの理解が得られたのだろう。リアルに存在していたら、変な人扱いされていたのでは?とも思う。

 近年、男性の育休取得も奨励されている。近い未来、「うわ~、こんなに男性が育児参加しにくい時代があったんだね」と驚きながら、男女とも育休取得や、家事、育児分担が各家庭それぞれのスタイルで当たり前に行われている時代が来ているといいな。

 そのキーとなるのが、小泉進次郎氏の「イクメン」デビューかもしれない。

(松江市・ネコむら)

2019年9月11日 無断転載禁止