本好き集う場復活へ 松江の錦織さん、実家改装 民間図書館開設

友人とともに開館準備を進める錦織由紀子さん(右端)
 松江市雑賀町に民間運営の図書館「にっこり文庫」が10月19日にオープンする。今春、16年の歴史に幕を下ろした近くの私設図書館「曽田篤一郎文庫ギャラリー」で運営ボランティアを務めていた女性が、実家の一部を改装。本好きの憩いの場復活を目指す。

 曽田文庫は古民家を改装して2003年に開館。自分の家で本を読むような雰囲気が地域住民に親しまれていたが、今年3月末で閉館した。

 にっこり文庫を開設する松江市袖師町の無職錦織由紀子さん(75)は、2010年から曽田文庫の運営を担った住民グループ「曽田文庫応援団」の一人。応援団が曽田文庫運営中に買いそろえた蔵書を中心に、文学書や絵本、郷土本、料理本など幅広い分野の書籍5000冊以上をそろえる。

 錦織さんの実家は国道9号沿いにある鉄骨2階建て。1階にある約54平方メートルの1室に本棚を並べ、畳を敷いた約10平方メートルのキッズスペースも設けた。入り口付近には花壇をしつらえて、入りやすい雰囲気を演出。読書会や朗読会などイベントでの利用も考えている。

 錦織さんは「本がそばにあるふれあいの場にしたい」と、曽田文庫のような本好きが集う空間を目指し、多くの人に来館を呼び掛けている。

 19日は午前10時からオープニングセレモニーを実施。声楽家の森田麗子さんによるミニコンサートなどがある。

2019年10月10日 無断転載禁止

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