山里包む 白雲の海 邑南・於保知盆地

雲海で白く覆われた於保知盆地=9日午前6時50分、島根県邑南町高水
 島根県邑南町の於保知(おおち)盆地で9日早朝、雲海が広がった。快晴で風が弱く、地表の熱が奪われる放射冷却などの条件がそろったときに起こる現象で、山里を幻想的な白いベールが包んだ。

 松江地方気象台によると、同日朝の最低気温は、同町淀原で平年を0.9度下回る今季最低の8.7度。前日の降雨で湿度が高かったことも、雲海発生には好条件だったという。

 標高540メートルから同盆地が一望できる、同町高水の宿泊施設「いこいの村しまね」の橋田裕二支配人(62)は「12月初旬ごろまで晴れて風がなければ高い確率で見られる」と話した。

 松江、鳥取両地方気象台によると、同日朝は山陰両県各地で放射冷却現象がみられ、最低気温は島根県飯南町下赤名の7.6度、鳥取県日南町茶屋の6.7度を含め20地点で今季最低だった。

2019年10月10日 無断転載禁止

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