障害者に五輪の技伝授 雲南で千葉すずさん水泳教室

千葉すずさん(左)から指導を受ける参加者
 知的障害者への水泳コーチング講習会が30日、島根県雲南市加茂町宇治のB&G海洋センターであった。バルセロナ、アトランタ両五輪で競泳自由形に出場した千葉すずさん(44)が、知的障害者と指導するコーチら約40人に楽に泳げるこつを伝えた。

 スポーツを通して知的障害者の社会参加を後押しする「スペシャルオリンピックス日本(SON)・島根」が指導スキルの習得と向上を目的に開いた。

 コーチは、足の動かし方といった泳ぎのポイントを学んだ。続く水泳教室では、知的障害者と健常者が一緒に参加。千葉さんから「水の中で口でゆっくり息を吐いて」「手のひらに意識を集中させて」などと声を声を掛けられながら泳いだ。

 千葉さんは「教え方に違いはない。何も変わらない。楽に泳げることを教えたい」と話した。

 SON・島根の競泳プログラムに参加する福田陸斗さん(21)は「学んだことを練習に生かしたい」と笑顔。SON・島根水泳競技認定コーチの青山砂織さん(44)は「楽しく泳ぐことを言われ、原点を思い出した」と話し、指導に反映させるとした。

2019年12月1日 無断転載禁止