女子ログ お歳暮の時期

 最近はお歳暮の贈り物を目にすることが少なくなった気がする。デパートやショッピングセンターに行くと、そろそろギフトコーナーができたりするのだが、うちは縁が薄くなっている。

 祖父がまだ会社に勤めていた頃だった。お歳暮やお中元の時期に家に行くと、床の間にお歳暮の箱が積んであり、母がお裾分けをしてもらっていた。たぶん、取引先あたりからだったんだろう。サラダ油や洗剤など、ありがたくいただいていた。たまに魚の干物などもあったりして、翌日には、わが家のおかずになっていた。

 祖母にその頃の話をしたら、「別に意味はないと思うけれども、重みがあるものが、もらったなあというか、ありがたがられていたんだよね」と言っていた。お酒好きの祖父はというと、日本酒の一升瓶が届けられると上機嫌だった。

 祖父が退職してからは、床の間にギフトが積まれることはなくなったが、その代わり、遠くに住む叔父や叔母たちから、ちょっとした名産品が届くようになった。

 こちらは競争率が高かった。祖父母の好みに合った品なので、なかなか分けてくれない。それに温かみがあるのは、昔山積みになっていたギフトよりこっちだからだ。

(出雲市・きみこ)

2019年12月3日 無断転載禁止