石見智翠館8強逃す 全国高校ラグビー

【3回戦・石見智翠館―京都成章】前半24分、石見智翠館のSH高島大輝(左から2人目)がトライし5ー7とする=花園ラグビー場
 第99回全国高校ラグビー大会第4日は1日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で3回戦8試合が行われ、石見智翠館はAシードの京都成章に15-24で逆転負けした。大型FWをそろえる相手に対し、後半立ち上がりに逆転するなど善戦したが、リードを守りきれなかった。

 守備続きスタミナ消耗

 勝機はあった。石見智翠館は体格差を補う2人がかりのタックルでしのぎ、スピードのある攻めで後半に逆転。3大会ぶりの8強が見えただけに、惜しい結果となった。

 高校日本代表を擁した旧チームに比べ、小柄で目立つ選手がいない現チーム。安藤哲治監督は「代替わりの時にはどんな風にチームをつくればいいか悩んだ」と打ち明ける。

 この1年間、小柄な体格を生かした低重心のタックルで守備を固め、久富連太郎をSOに置き、高精度のキックで相手陣に入る戦術を構築。10月の茨城国体で強豪の大阪選抜を破り、3位入賞するまでに成長した。

 この日も身長190センチ台2人を含む先発FW陣の平均体重が99.6キロと大学生並みの相手に、求めてきたラグビーを発揮。ゴールライン近くまで攻め込まれた前半21分、28分はダブルキャプテンのFW手島壮汰やFW野矢健太郎を中心にダブルタックルで止め、反則を誘い窮地を脱した。

 流れは来ていたが、甘くなかった。守備が続き体力が削られる中、FW戦から許した後半15分のトライ。「自分たちの守備が破られて、気持ちがやられた」(手島主将)。点差以上に、ダメージが大きかった。

 安藤監督は「予定していた通りのプレーができた。だからこそむちゃくちゃ悔しい」と唇をかんだ。

2020年1月3日 無断転載禁止