松江高等・松本教授、五輪選手を間近でサポート

東京五輪で選手をサポートしようと意気込む松江工業高等専門学校の松本浩介教授=松江市内
 2020年東京五輪の陸上競技で、松江工業高等専門学校陸上部顧問の松本浩介教授(52)=短距離専門=が、競技役員を務める。同競技で役員として関わるのは、島根県内でただ一人。選手の招集に関する仕事を担当する予定で、自国を背負う一流アスリートたちが競技に集中して取り組める環境をつくろうと、意気込む。

 物理や化学を教える傍ら、1992年から陸上部顧問を務め、島根陸上競技協会の一員としてさまざまな大会に携わった。2007年に大阪で開かれた世界陸上ではスタッフとして参加。選手のゼッケンや所持品のチェックをこなしながら、トップ選手の競技に対する真摯な姿勢や、本番に向けて研ぎ澄ます集中力の高さに感銘を受けた。

 選手をサポートし、陸上界の発展を担う仕事を誇りに感じ、14年に全国に約50人しかいない日本陸上競技連盟の「Japan Technical Officials(JTO)」に就任。日本陸連主催の全国大会で、ジャッジなどを審判長に助言できる立場となった。

 東京五輪開催決定を受け、ワールドアスレチックス(世界陸連)の「National Technical Officials(NTO)」の資格も得た。日本と他国の競技ルールの違いなどを英語で問われる試験と講習を、見事に突破した。

 本番に向け、他国のスタッフと円滑なコミュニケーションを図るため、英語力を磨く。5月にあるリハーサル大会を経て本番に挑む。松本さんは「全世界の人が注目する五輪に関われるのはとても光栄。仕事を全うしたい」とし、「貴重な経験で得られた知見を、島根の陸上界にも還元したい」と話した。

2020年1月8日 無断転載禁止