雪玉ぶつけ厄払い 八雲で大餅神事「七日塔」

 

大餅を背負った子どもに雪玉を投げつける参加者
 大きな餅に雪玉をぶつける神事「七日塔(なのかとう)」が11日、松江市八雲町西岩坂秋吉地区の田村神社であった。雪玉が当たると厄払いになるとされ、地域住民ら60人が餅を背負った子どもに狙いを定めて投げつけ、境内に歓声が響き渡った。

 

 同地区に長年伝わる神事で、邪気を込めた雪玉を神聖な餅にぶつけることで御利益が期待できるとされる。この日は、氏子の家族らが神前に供えた直径60センチの餅を背負って境内を疾走。待ち構えた住民らが、次々と雪玉を放った。

 餅を背負う大役を担った市立出雲郷小6年の石倉煌斗(きらと)君(12)は「みんなが雪玉を喜んで投げてくれてうれしかった」と話した。

 このほか、平林茂宮司(61)が鳥獣害に悩まされないよう祈った後、弓で約10メートル離れた的を狙う神事もあった。「矢が当たらない年は豊作」とされ、3本の矢が全て外れると、住民らは拍手をして喜んだ。

2020年2月12日 無断転載禁止